ALGS Year6 Split1 APAC-Northプロリーグ(日本・韓国の地域)が2026年4月4日から6月7日にかけて開催。世界大会(プレイオフ兼EWC)進出をかけて戦います。最新順位や見どころをまとめます。
Split1プロリーグの大会概要
大会概要
参加チーム数:30チーム
試合数:1日につき6試合。各チーム合計36試合行い、上位20チームが地域決勝に進出する。
試合形式:30チームを10チームずつ3つのグループにわけ、各グループが他のグループと総当たりで3回ずつ(1日6試合ずつを3回)行う。その結果の上位20チームが地域決勝(リージョナルファイナル)に進出する。地域決勝はマッチポイント形式で行われ、50ポイントに到達したチームがチャンピオンを獲得することで優勝チームが決定する。
ポイント制:
| 獲得順位 | レギュラーシーズン | リージョンファイナル |
|---|---|---|
| 1位 | 25 | 35 |
| 2位 | 21 | 29 |
| 3位 | 18 | 25 |
| 4位 | 16 | 22 |
| 5位 | 15 | 21 |
| 6位 | 14 | 20 |
| 7位 | 13 | 18 |
| 8位 | 12 | 17 |
| 9位 | 11 | 15 |
| 10位 | 10 | 14 |
| 11位 | 9 | 13 |
| 12位 | 8 | 11 |
| 13位 | 7 | 10 |
| 14位 | 6 | 8 |
| 15位 | 5 | 7 |
| 16位 | 4 | 6 |
| 17位 | 3 | 4 |
| 18位 | 2 | 3 |
| 19位 | 1 | 1 |
| 20位 | 0 | 0 |
上記のポイントに加えて、ボーナスポイントが付与される場合があります。
・1位のチームが2位のチームに対して50ポイント以上の差をつけた場合:+1Pt
・1シリーズの中で50%以上のマッチでチャンピオンを獲得した場合:3回チャンピオンで+1Pt、以降1回チャンピオンごとに+1Ptずつ加算。
また、地域決勝は通常マッチよりも多くポイントが獲得できるようになっています。通常マッチと地域決勝で獲得したポイントの合計で最終順位が確定します。
大会結果による進出枠
世界大会進出枠:総合順位の上位8チームと地域決勝の優勝チームの合計9チーム
プロリーグ残留枠:総合順位の上位1位~22位のチーム
プロリーグ降格枠:総合順位の下位8チーム。この8チームはプロリーグ残留をかけた入れ替え戦に進みます。入れ替え戦はプロリーグの下部リーグにあたるCC(チャレンジャーサーキット)の上位チームとの対戦になります。
大会日程
2026年6月7日(日) 地域決勝(リージョナルファイナル)
2026年4月4日(土) グループA vs グループB
2026年4月5日(日) グループA vs グループC
2026年4月12日(日) グループB vs グループC
2026年4月19日(日) グループA vs グループB
2026年4月26日(日) グループA vs グループC
2026年5月3日(日) グループB vs グループC
2026年5月23日(土) グループA vs グループB
2026年5月24日(日) グループA vs グループC
2026年5月31日(日) グループB vs グループC
(グループ分けは順位表でご確認ください)
Split1プロリーグの順位表
| 順位 | チーム | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | ZETA DIVISION 世界出場 | 145 |
| 2 | REJECT 世界出場 | 129 |
| 3 | UNLIMIT 世界出場 | 120 |
| 4 | ENTER FORCE. 36 世界出場 | 111 |
| 5 | White Grim Reaper NEO 世界出場 | 108 |
| 6 | Dory 世界出場 | 105 |
| 7 | TriniTY 世界出場 | 97 |
| 8 | KINOTROPE CLUB 世界出場 | 93 |
| 9 | REIGNITE | 81 |
| 10 | TIE 世界出場 | 80 |
| 11 | KINOTROPE gaming | 78 |
| 12 | SYRALE | 76 |
| 13 | Meteor | 74 |
| 14 | GROW Gaming | 72 |
| 15 | NOEZ FOXX | 69 |
| 16 | FENNEL | 69 |
| 17 | BLACK Sheeps | 60 |
| 18 | LawsonTicketXone | 58 |
| 19 | RRX | 56 |
| 20 | Function Kyoto | 53 |
| 21 | FNATIC | 44 |
| 22 | REALIZE | 44 |
| 23 | SETOUCHI SPARKS | 42 |
| 24 | White Grim Reaper | 41 |
| 25 | Soleil Gaming | 40 |
| 26 | SBI e-Sports | 34 |
| 27 | BIG BOYS | 32 |
| 28 | RIDDLE | 30 |
| 29 | Kernel | 25 |
| 30 | TIR GAMING | 13 |
ポイントの見方
1マッチあたりの順位ポイント配分は以下のようになります。
| 獲得順位 | ポイント |
|---|---|
| 1位 | 12 |
| 2位 | 9 |
| 3位 | 7 |
| 4位 | 5 |
| 5位 | 4 |
| 6位-7位 | 3 |
| 8位-10位 | 2 |
| 11位-15位 | 1 |
| 16位-20位 | 0 |
| 1キル | 1 |
キルポイントは1キルにつき1ポイントです。
Split1プロリーグのハイライト
ALGSのSplit1 APAC Northプロリーグのハイライト・注目選手などをまとめます。
上位チームの戦い方
安定感のあるチームが上位へ
チームごとに得意とする立ち回りが異なりますが、中でも幅広い選択肢を持っているチームが上位でポイントを獲得できている傾向にあります。ZETA、RC、E36、Doryといったチームがまさにこの代表例でしょう。
ファイトを選んでも勝率が高く、安置が寄った時もしっかりエリアを守り抜いたり、安置が遠い時も柔軟に立ち回りを選択したりできるチームが安定していた印象でした。
爆発力のあるチームも目立つ
ALGSの見どころでもある「ファイト」の強さも上位に入るには必要になってきます。チャンピオンがとれなくてもファイトに勝つなどして獲得するキルポイントが多く、1試合で大量ポイントを獲れるチームも一部上位に入っています。
大量ポイントを獲れるチームはその1試合で流れを掴み、その後も好調な試合になりやすいです。UNLやTRN、NEOあたりがこの例と言えるでしょう。
バトロワが上手く順位で稼ぐ
前述したファイトムーブをするチームとは対称的に、キルポイントではなく順位ポイントを重視した立ち回りをするチームも一部上位にいます。毎年1~2チームはこの立ち回りで世界大会に進出する印象があります。
降下後すぐに物資を漁りながらリングコンソールを使って次の安置を読み、最速で次の安置内のポジションを確保して守り切るムーブです。この立ち回りの特性上、キルポイントを多くとることは難しいですが、最終円まで残ることで安定したポイント(5ポイント以上+キルポイント)をとって総合順位で高い位置につけるチームがいます。今回ではKNCが印象的ですが、KNも似たムーブを選択しています。
キルリーダーやMVP級の活躍選手
キルリーダーはZETA “YukaF”
APAC Northのキルリーダー(合計キル数1位)はZETAのYukaF選手です。合計キル数は100キルちょうどでした。次いで2位が同じくZETAのMike選手で、99キルでした。チーム内でキルリーダーを争った形になります。そこにNEOのAQBAJAPAN選手が僅差で続き、UNLのYulariman選手、ZETAのSatuki選手も80キル以上をとりました。
Mike選手(ZETA)は世界記録を一時更新!
ZETAの火力プレイヤーであるMike選手は、5月3日のDay6で世界記録を2つも更新しました。
1試合でのダメージ数が4,703ダメージで世界記録(2026年5月3日時点)を更新。(1週間前にEMEA地域のZuni選手が更新した記録を上回りました。)
さらに、ダメージDiff(与えたダメージと被ダメージの差)が高く、被ダメージに対して圧倒的なダメージ量を叩き出してこちらも世界記録(2026年5月3日時点)を更新しました。
※5月31日(日本時間だと6月1日)にはEMEAのPrests選手(Virtus.Pro)がこの2つの記録さらに更新しました。
※世界記録に関してはALGS公式発表で事実を確認済です。
APAC Northの見どころ
熾烈な上位争い
まずはAPAC North全体での順位争いが見どころになります。APAC North全体での順位がそのまま世界大会のPOIドラフトの順番に反映されます。選手たちは1つでも高い順位で有利なランドマークを選びたいでしょう。
さらには選手たちのプライドやライバル意識もあると思います。「元チームメイトに負けたくない」「前はあのチームに負けたから今回は勝つ」などの想いやライバル関係もあるので、上位勢の順位争いも注目でした。
世界大会常連メンバーであるZETAが1位で逃げ切るのか、UNLIMITやREJECTが追い抜くのかの1位争い、そして韓国勢ENTERFORCE.36、若手のWGR NEO、Doryなどの上位争いも熾烈でした。
若手の躍進 vs ベテランの意地
Year2からYear4にかけては日韓から世界大会に進出するメンバーの顔ぶれが大きく変わることは、一部を除いてなかったと言っていいレベルでしょう。韓国勢とFnaticやRiddle、PULVLEX、Northeption、FC Destroyといった上位チームがまさにそうでした。
(Year4ではRedRamsやNewJなどの新生組も世界大会に初進出していました)
Year5に入り、常連組がチームをばらけたこともあり若手選手や若手チームが台頭するようになりました。その代表格がUNLIMITや旧SOTEN、旧BLACK Sheepsあたりです。選手個人としても現KNのKanon選手や、現FLのizzxxv(いずみ)選手(※旧BSに所属)、現TRNのIGARASHI選手も目立っていました。歴は長いですが年齢としては若い現ZETAのMike選手、現RCのAxis選手なども飛躍の1年となりました。
Year6も引き続き若手が台頭してきている中で、TIEやKNなどのベテラン選手が意地を見せて再び世界の舞台で暴れるのか、WGR NEOやKNCのような若手チームが勢いのままに勝っていくのかも注目です。
さまざまなボーダー争い
他の見どころとして外せないのが「ボーダー争い」です。3つの「ボーダー」が存在します。
まずは世界大会の「ボーダー争い」。地域決勝優勝チームとそれ以外の上位8チームが世界大会進出の権利を得ますが、そのボーダー付近にいるチームのポイント争いが一番の注目でしょう。そのボーダー争いをしていたのが、ベテランと若手の混成チームKNとRIG、Year5のSplit2では日韓2位だったNFX(旧SOTEN)、世界大会経験もあるMTR、追い上げを見せるFL、中ムーブで安定感がある若手のKNCなどです。
次にすでに確定してしまいましたが地域決勝の「ボーダー争い」。上位20位付近のチームの争いでした。ベテランかつ人気チームだったTIEやGROW、世界大会経験のあるLTXなどは地域決勝進出を決めましたが、名門FNCは21位で地域決勝進出を逃す形となりました。Kernel Garcia選手の初IGLの挑戦でしたが、Split2での挽回に期待したいところです。
そしてプロリーグ残留となる22位の「ボーダー争い」。メンバーは変わりましたが昨年は日韓プロリーグを制したSBIや、ベテランHammerDrill選手がいるBIG BOYS、さらにはメルトステラ選手がいるRIDDLEも残留できず、入れ替え戦に挑むことになりました。
世界大会進出チーム
世界大会確定チーム
| 順位 | チーム | メンバー |
|---|---|---|
| 1 | ZETA DIVISION | YukaF / Satuki / Mike |
| 2 | REJECT | Euriece / 4rufa / Axis |
| 3 | UNLIMIT | Yulariman / Xtsuvi / Peace |
| 4 | ENTER FORCE.36 | Cinap / Jusna / Obly |
| 5 | WGR NEO | juxo / AQBAJAPAN / Gsnkryu |
| 6 | Dory | Sho / HIROMUNE / Katsuking |
| 7 | TriniTY | IGARASHI / Rowhai / Volzz |
| 8 | KINOTROPE CLUB | Chappy / Moyashi9 / DAMADAO |
| 10 | TIE | Ftyan / Umi / Pinotr |
総合順位1~8位のチームに加えて、リージョナルファイナル(地域決勝)で優勝したTIEが世界大会(プレイオ&EWC)進出を決めました。TIEは総合順位は最終的に10位でしたが、リージョナルファイナルを優勝したことで世界大会を決めた形になります。