ALGS Year6で最初の世界大会「Split 1 Playoffs」が、2026年7月7日から11日にかけてフランス・パリで開かれます。世界4地域から勝ち上がった40チームが集まり、賞金200万ドルを争う大舞台です。本記事では開催前に、日程・出場チーム・視聴方法まで、観戦の準備に必要な情報をまとめます。
ALGS Year6 Split1 Playoffs(パリ)とは?|Year6最初の世界大会
「Split 1 Playoffs(スプリット1 プレイオフ)」は、ALGS Year6で最初に開かれるLAN大会です。LAN大会とは、選手が同じ会場に集まって戦うオフラインの大会を指します。
ALGS Year6は、1年をかけて次の順番で進みます。まず予選の「ALGS Open」があり、続いて前半戦「Split 1」、後半戦「Split 2」を戦い、最後に世界一を決める「チャンピオンシップ」で幕を閉じます。
このうちSplit 1の総まとめとなるのが、今回のパリ大会です。各地域のオンラインのプロリーグと地域決勝(リージョナルファイナル)を勝ち抜いた精鋭チームだけが、パリに集結します。
世界の強豪が初めて一堂に会する舞台であり、Year6で最初に「世界の頂点」を体感できる大会です。ここでの成績は、2027年1月に日本・札幌で行われる最終決戦チャンピオンシップへの出場ポイントにもつながります。
なお、この大会はEWC(E-Sports World Cup)も兼ねており、当初サウジアラビアのリヤドで予定されていましたが、開催地はフランス・パリに変更されました。具体的な日程・会場・賞金は、次の章でくわしく見ていきます。
開催日程・会場・賞金|2026年7月7~11日
Split 1 Playoffsの開催情報を、まず早わかりでまとめます。「いつ・どこで・賞金はいくらか」をひと目で確認できます。
- 大会名
- ALGS Year6 Split 1 Playoffs
E-Sports World Cup 2026 (EWC) - 日程
- 2026年7月7日(火)〜11日
(5日間) - 会場
- 🇫🇷 パリ(Paris Expo Porte de Versailles)
※当初予定のリヤドから変更 - 出場
- 世界4地域から40チーム
- 賞金
- 総額 $2,000,000
(優勝 $600,000)
大会は2026年7月7日(火)から11日までの5日間にわたって行われます。Year6で最初のLAN大会らしく、たっぷりと日数をかけて世界一を競います。
会場はフランス・パリの大型展示施設「Paris Expo Porte de Versailles(パリ・エキスポ ポルト・ド・ヴェルサイユ)」です。前の章でも触れたとおり、当初はサウジアラビアのリヤドで予定されていましたが、開催地がパリに変更されました。古い情報では「リヤド」と書かれている場合があるため、注意してください。
賞金は総額200万ドルです。これはSplit 2のラスベガス大会、最終決戦の札幌チャンピオンシップと並ぶ金額で、Year6の主要なLAN大会としての格を示しています。優勝チームには、そのうち60万ドルが贈られます。
おもな順位の賞金は、次のとおりです。
| 順位 | 賞金 |
|---|---|
| 🏆 優勝 | $600,000 |
| 2位 | $300,000 |
| 3位 | $200,000 |
| 4位 | $150,000 |
| 5位 | $125,000 |
| 6〜10位 | $100,000〜$40,000 |
| 11〜40位 | $30,000〜$2,500 |
出場するだけでも賞金が得られる仕組みで、上位に入るほど金額が大きく伸びます。優勝と2位では2倍の差があり、最後まで順位を上げる戦いが続きます。
日本からパリへは時差があります。試合の放送時間は、日本時間の夜から深夜にかけてになる見込みです。リアルタイムで観戦したい方は、あらかじめスケジュールを確認しておくとよいでしょう。配信の見方は、後半の「視聴方法」の章でくわしく紹介します。
出場全40チームと地域別の出場枠
パリのSplit 1 Playoffsには、世界4地域から合計40チームが出場します。出場できるのは、各地域のオンラインのリーグ戦(プロリーグ)と地域決勝を勝ち抜いた強豪だけです。
「40チーム」という枠が、地域ごとにどう割り振られているのかを見ていきましょう。
地域別の出場枠
40チームの内訳は、次のとおりです。地域の規模(参加チーム数)に応じて、出場できる数が決まっています。
| 地域 | おもなエリア | 出場枠 |
|---|---|---|
| Americas | 南北アメリカ | 12 |
| EMEA | 欧州・中東・アフリカ | 8 |
| APAC North | 🇯🇵 日本・韓国など | 8 |
| APAC South | 東南アジア・オセアニアなど | 7 |
| 各地域 地域決勝 優勝 | 4地域 × 各1 | 4 |
| Year5 ミッドシーズン優勝 | 特別枠 | 1 |
| 合計 | — | 40 |
💡 各地域の基本枠(Americas 12・EMEA 8・APAC North 8・APAC South 7=合計35)に、4地域それぞれの地域決勝優勝チーム(4)と、前年のYear5ミッドシーズン優勝チーム(1、APAC SouthのVK Gaming)が加わり、全40チームになります。
出場チーム一覧
ZETA DIVISION選手を見る
REJECT選手を見る
UNLIMIT選手を見る
ENTER FORCE.36選手を見る
White Grim Reaper NEO選手を見る
Dory選手を見る
TriniTY選手を見る
KINOTROPE CLUB選手を見る
TIE選手を見る
Wolves Esports選手を見る
S8UL選手を見る
VK Gaming選手を見る
PXX選手を見る
RELOVE DCG選手を見る
Team RRQ選手を見る
HAVOC選手を見る
GEN.G Esports選手を見る
Dogred選手を見る
Aurora選手を見る
Virtus.pro選手を見る
For Fun Esports選手を見る
Alliance選手を見る
Elite EU選手を見る
Gaimin Gladiators選手を見る
MakeEuropeGreatAgain選手を見る
Team Heretics選手を見る
ZiPLine Mafia選手を見る
Ninjas in Pyjamas選手を見る
JD Gaming選手を見る
Team Vision選手を見る
Team Falcons選手を見る
Shopify Rebellion選手を見る
Team Liquid選手を見る
Sentinels選手を見る
AG Global選手を見る
Geekay Esports選手を見る
DINOS選手を見る
HUSS選手を見る
Flat選手を見る
Team Nemesis選手を見る
各地域の地域決勝(リージョナルファイナル)はすでに終了し、パリ行きを決めたチームは確定しています。各地域の最終順位とパリ進出チームの一覧は、別記事の結果まとめでくわしく確認できます。
このうち、日本のファンが最も気になるのはAPAC Northの出場チームでしょう。次の章で、日本勢のパリ出場チームをくわしく紹介します。
日本勢(APAC North)の出場チーム
日本のチームは「APAC North」という地域で戦います。日本と韓国を中心とした地域です。
APAC Northからは、合計9チームがパリへ進みます。内訳は、シーズン全体(プロリーグ)の総合成績で上位に入った8チームと、地域決勝(リージョナルファイナル)を制した優勝チーム1つです。
Playoffs出場のAPAC Northチーム
| 区分 | チーム | 国 |
|---|---|---|
| PL総合1位 | ZETA DIVISION | 🇯🇵 |
| PL総合2位 | REJECT | 🇯🇵 |
| PL総合3位 | UNLIMIT | 🇯🇵 |
| PL総合4位 | ENTER FORCE.36 | 🇰🇷 |
| PL総合5位 | WGR NEO | 🇯🇵 |
| PL総合6位 | Dory | 🇯🇵 |
| PL総合7位 | TriniTY | 🇯🇵 |
| PL総合8位 | KINOTROPE CLUB | 🇯🇵 |
| 🏆 RF優勝 | TIE | 🇯🇵 |
💡 TIEは地域決勝の優勝チームとして、プロリーグ総合順位とは別の枠でパリ出場を決めました。9チームのうち8チームが日本、1チーム(E36)が韓国のチームです。
注目したい日本チーム
9チームのなかでも、特に注目したいのが次のチームです。
– ZETA(ZETA DIVISION):プロリーグ総合を1位で通過。知名度・実力ともに日本トップクラスの常連です。
– RC(REJECT):総合2位の人気チーム。シーズンを通して安定した強さを見せました。
– WGRN(WGR NEO):新進気鋭の若手強豪チーム。積極的にファイトを仕掛ける動きや爆発力に注目です。
– E36(ENTER FORCE.36):APAC Northから唯一パリへ進む韓国のチーム。日韓対決の主役です。
これらの日本・韓国勢が、世界の強豪を相手にどこまで戦えるかが、パリ大会の大きな見どころです。
確定した9チームの地域決勝での順位や戦いぶりは、結果まとめ記事でくわしく確認できます。
確定した9チームの顔ぶれと、各チームの地域決勝での成績は、結果まとめ記事でくわしく確認できます。
大会形式・ルール|マッチポイント制の勝ち方
ALGSをはじめて観戦する方に向けて、試合の基本ルールと「優勝の決まり方」を説明します。仕組みがわかると、観戦がぐっと面白くなります。
Apex競技シーンの試合の基本
Apex Legendsは「バトルロイヤル」というジャンルのゲームです。1チーム3人で組み、最大20チーム(60人)が同じマップに降り立ち、最後まで生き残ることを目指します。
大会では、この20チームでの試合を何度もくり返します。1試合ごとに、次の2種類のポイントが加算されます。
- 順位点:その試合で何位だったか(上位ほど高い)
- キル点:相手を倒した数(1キル=1点)
複数の試合の合計ポイントで、総合順位を競います。「生き残る力」と「キルを獲る力」の両方が必要になる仕組みです。
| 試合内の順位 | 順位点 |
|---|---|
| 1位 | 12点 |
| 2位 | 9点 |
| 3位 | 7点 |
| 4位 | 5点 |
| 5位 | 4点 |
| 6〜7位 | 3点 |
| 8〜10位 | 2点 |
| 11〜15位 | 1点 |
| 16〜20位 | 0点 |
※ 上の配点はALGSの基本的なルールです。試合数やグループ分けなど大会ごとの詳細はALGS公式でご確認ください。
大会の進み方
パリ大会は、次の3つのステージで進みます。日数をかけて40チームを少しずつ絞り込み、最後に頂点を決めます。
1. グループステージ:40チームを10チームずつ4グループに分け、総当たりで対戦します(各チーム計18試合)。上位14チームがファイナルへ直行します。
2. サバイバーステージ:グループステージで15〜34位だった20チームが、10試合を戦います。ここで上位6チームが敗者復活でファイナルに進みます。
3. ファイナル:勝ち残った20チームによる最終決戦です。ここで、次に説明する「マッチポイント制」によって優勝が決まります。
なお、グループステージで下位6チーム(35位以下)は、この時点で敗退となります。
マッチポイント制の勝ち方
マッチポイント制は、ALGSの優勝の決め方として採用されている方式です。「ただ合計点が一番高いチームが勝ち」ではない点が、最大の特徴です。基本的にファイナル(決勝ステージ)で採用されます。
仕組みは次のとおりです。
- ファイナルの試合を重ね、各チームが合計ポイントを積み上げます。
- 合計50点に最初に到達したチームが、「優勝リーチ」の状態になります。(マッチポイント点灯)
- リーチに入ったチームが、その後の試合で1位(チャンピオン)を取れば、その瞬間に優勝が決まります。
- 合計点トップ=優勝、ではない
- 合計50点に到達後、1位を取って初めて優勝が確定する
- そのため、最後の最後まで優勝チームが読めず、観戦が盛り上がる
合計点で先行しても、最後にきっちり1位を取らなければ優勝できません。終盤は複数チームが同時に「優勝リーチ」となり、誰が先に1位を取るかをめぐって、緊張感のある展開になります。この勝負のドラマこそ、ALGS観戦の醍醐味です。
Split1 Playoffs(EWC)の見どころ
Year6最初のLAN大会となるパリのSplit 1 Playoffs。観戦をより楽しむための見どころを、3つに絞って紹介します。
日本・韓国勢の世界挑戦
最大の注目は、やはり日本勢の戦いです。APAC Northからは9チームがパリへ。プロリーグ総合1位のZETAや、Year5の札幌チャンピオンシップでも存在感を発揮したUNLIMITなど、実力者が顔を揃えます。
唯一の韓国勢E36を含めたAPAC Northは、世界でも戦えるチームがいる地域です。海外の強豪を相手に、どこまで上位へ食い込めるかが見どころです。
世界強豪組との激突
パリには、ほかの3地域からも各地域を勝ち抜いた精鋭が集まります。最もレベルが高いAmericas、破壊力のあるEMEA、年々強さが増すAPAC South——それぞれの地域の代表が、世界一をかけて激突します。
地域ごとに戦い方やスタイルに個性があるのも、世界大会ならではの面白さです。日本勢と海外勢の対戦は、見ごたえ十分です。
札幌チャンピオンシップの前哨戦
このパリ大会は、その場の勝敗だけで終わりません。ここでの成績は、Year6の最終決戦である2027年1月の札幌・チャンピオンシップへの出場ポイントにつながります。
つまりパリは、日本での世界大会出場をかけた「前哨戦」でもあります。各チームが早い段階で好成績を残しておきたい、重要な一戦です。
視聴方法|ライブ配信の見方
ALGSの試合は、インターネットのライブ配信で無料で観戦できます。会場に行かなくても、自宅のパソコンやスマートフォンから楽しめます。
- 料金
- 無料
- 主な配信先
- ALGS公式の YouTube・Twitch(日本語実況の配信もあり)
- 放送時間
- 日本時間の夜〜深夜の見込み(パリとの時差のため)
- 見逃し
- 配信後のアーカイブ(録画)でも視聴可能
主な配信先
ALGSの公式戦は、YouTube と Twitch のALGS公式チャンネルやesports rageのチャンネルでライブ配信されます。
どちらも無料で視聴でき、アカウント登録なしでも観戦できます(コメントなどを利用する場合は登録が必要です)。お好みのサービスで観戦しましょう。
英語の実況がメインですが、日本語の実況つき配信も行われます。英語が苦手な方も、日本語の解説で楽しめます。また、Twitchで対象の配信を視聴すると、ゲーム内アイテムがもらえる「Twitch Drops(ドロップ)」が用意されることもあります。
正式な配信チャンネルやURL(特に日本語配信)は、開催が近づくとALGS公式サイト・公式X(旧Twitter)で告知されます。視聴前に最新の案内を確認することをおすすめします。
日本から見るときの注意点
開催地のパリと日本には時差があります。そのため、試合が放送されるのは日本時間の夜から深夜にかけてになる見込みです。
リアルタイムで観戦したい方は、あらかじめ放送スケジュールを確認しておきましょう。生で見られない場合も、配信後のアーカイブ(録画)であとから視聴できます。自分の都合に合わせて、好きな時間に楽しめます。
※ 配信チャンネル・放送時間・日本語配信の有無は、開催前にALGS公式および公式Xで最新情報をご確認ください。
まとめ|夏のパリから次戦へ
ALGS Year6 Split 1 Playoffs(EWC)は、2026年7月7日から11日まで、フランス・パリで開かれるYear6最初のLAN大会です。世界4地域から40チームが集まり、賞金200万ドルをかけて世界の頂点を争います。
日本勢が戦うAPAC Northからは、プロリーグ総合上位の8チームと、地域決勝を制したTIEを合わせた9チームが出場します。激戦区を勝ち抜いた日本・韓国勢が、世界の強豪を相手にどこまで戦えるかが最大の見どころです。
そしてこのパリ大会は、2027年1月に日本・札幌で行われる最終決戦チャンピオンシップへの大切な前哨戦でもあります。夏のパリから始まる戦いを、ぜひライブ配信で応援しましょう。